奇跡の素材『桐』とは
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しかし、木製家具として末永く使える世界一軽い材料は「桐」となります。
木材の比重では、
キリ : 0.19~0.30 g/cm3
バルサ : 0.12~0.20 g/cm3
となっています。
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独立気泡構造
独立気泡構造とは、桐にみられる特殊な繊維構造の事です。通常の木材繊維は縦方向の繊維が並んでいますが、桐の場合は縦繊維に混じって泡のように気泡があります。
桐の最大的魅力がこの構造にあります。
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エレキギターでボディ材に使われるものは
アッシュ 比重0.69
スワンプアッシュ 比重0.42
アルダー 比重0.43
バスウッド 比重0.41
マホガニー 比重0.5-0.6
ポプラ 比重0.45
リンバ 比重0.55
ウオルナット 比重0.63
ローズウッド 比重0.85-0.93
これらと比べて桐PAULOWNIA材の軽さが飛び抜けているのがわかるだろうと思う。これがある種の音にすっごく影響するのだ。
桐PAULOWNIA材のギターはほとんど市場に出回ってないので試してもらうわけにはなかなかいかないが、印象で言うとセミアコと言うよりフルアコとソリッドの中間の感じ。フェンダーのマホのシンラインの軽量個体より少しアコースティック寄り。中に空洞がないのにだよ!あり得ない話だ
古いひとはこう思うだろう
桐なんて安もんの国産ギターが使ってたスカスカの音のする材じゃん!
正直ぼくもそう思ってた。でも、びっくりなんだよ。
軽けりゃ良いならバルサの方がもっと良い?
でもないんだなぁ・・・脆すぎていろんな部品の固定のためのビスが止まらないんだ・・・
こないだのフェンダーのストラップピンが抜けてしまった事例がそれだ。材が脆いのでネジ止めが効かない。でもこれは工夫でなんとでもなるけどね。ネジ穴を瞬着とか樹脂で固めるか、その部分だけ埋め木してやれば問題ない