2020/03/26

動画データの設定について

動画の常識的な設定について

 動画というのはいろんな要素が絡まって非常にややこしい
 ビデオカメラを買って
最初に困るのがこの設定だ
 何のことだかわからない
 けど理解して使わないとムダにデータが増えづづけるんだよね
 このややこしい話を簡単にまとめようというこころみです

 動画というのはパラパラ漫画なんだよ

 画質を決める要素は

1,画面解像度 HD、FHD、4Kなど
2,明暗や色の種類 ビットレート
3,1秒間に何枚見せるか フレームレート
この3種類

1,解像度に関しては
 Youtubeで使える解像度がこんな感じだね

144p 256×144 = 36,864画素
240p 427×240 = 102,480画素
360p 640×360 = 230,400画素
480p 720×480 = 345,600画素
720p 1280×720 = 921,600画素 HD (720p)
1080p 1920×1080 = 2,073,600画素 FHD (Full-HD, 1080p)2K
1440p 2560×1440 = 3,989,400画素 WQHD (Wide Quad-HD)
2160p 3840×2160 = 8,294,400画素 4K

まぁ、720p以下は考えなくてもよい

 4KはFHDの4倍の画素を持つので
同じ面積の画面ならFHDの4倍の緻密な描写が出来
同じ描写であれば4倍の大きな画面が使えるということになる
 ノートパソコンなどは現状1080p、1440pが主流だろう
 テレビはその大きさによる
 現状の液晶テレビでもかなり大きいので離れてみることになり
高精細化されても遠くては見切れないので
4Kはより大きな画面が必要な人が使うと言うことになるだろうと思う
 FHDと同じ大きさの画面であればその利点は感じられないと思う
 4Kは画素数が4倍あるのでデータ転送量不変なら*-4倍画質が落ちる
 だから必然的にデータも4倍の量に増える・・・とんでもないことだ

2,ビットレートの単位は、bps(bits per second)
 1秒間にどれだけのデータ量を使うかと言うことだね
 これはデータ量が多ければ多いほどたくさんの情報を伝えられると言うことだ

3,フレームレート fps (frames per second)
 最新のカメラでは
FHD 60fps
4K 30fps というのが主流だ
4K 60fps はまだ普及途中

 現状、放映されているのは
地上デジタル放送 60コマ/秒(半分に分けて送るインターレース方式、30コマ相当)
映画  24fps

 一方、表示する側は
PCでの画面の書き換えスピードは60Hzが中心で
現在ゲームなど用に120Hzというのも出だしたが特殊な用途だ
テレビは地デジが60i、映画が24fpsなので
これまた60Hzで充分と言うことになっている
ただ、殆どが家庭用との動画収録に4K60pが必要かというと
殆どの場合、必要ないだろう
映画でさえ30pなんだからね
30pと60pでは先ほどの4Kになっただけで4倍増加したデータ量が2倍になってしまう
こちらの方が問題だ。

5Gの時代だからデータ量など関係ないと思うかもしれない
インフラの圧迫という問題がある。問題としてはこれが一番大きい
カメラ内の転送などの問題はメーカーに頑張ってもらうとして
個人の財布も圧迫する
記録媒体の容量が増える
データ保管量が増える
一番問題なのは、画像編集にかなり高性能なコンピュータが必要になる
この編集機器はかなり高価になる

 てなことなので
4K60pだとか、8Kだとか・・・
カメラメーカーの思惑もあふれる情報もあるだろうが
事実、新機種が4K60p対応でないと
ガッカリしたというユーザーの発言が多い
まぁ、機能としてあった方が良いのはわかるが
なくてもなんの痛痒もないのが現状なんだ
現在のアウトプット側の事情により
動画撮影のデータ設定は、FHD(2K) 60fps
という現状普通に使われているものは当分不変のものだと思う
 これは5Gの時代になっても
物理的な制約なので
一般的な使用については変わらないと思う

 当面、1と3は固定で気にすべきは2のビットレートだろうと思う

 動画撮影のデータ設定は、FHD(2K) 60fps 1択で良いと思う

 というよりムダなデータ転送になるので
通信網も公共の資産と考えれば
4Kはそれなりの意味がないと
使うべきではないと思う