ギターのスケールという呼び方はややこしい。音階のことのスケールと言うし弦長のこともスケールという。ここは弦長の話。
エレキギターの弦長は大まかに言って3種類ある。
レギュラー(ロング)(フェンダー)スケール:25 1/2インチ 647.7mm
ミディアム(ギブソン)スケール:24 3/4インチ 628.65mm
ショート(フェンダー入門機)スケール:24インチ 609.6mm
だいたい、大まかにはこんなところ。他のメーカーもフェンダー、ギブソンのスケールに合わせてつくることがおおいみたいだ。
長いのと短いのとでは、0~1フレット分くらいの長さが違う。
ショートスケールは、青少年向け、女性向けだね。大人のサイズはフェンダースケールとギブソンスケールに大別されると言って良い。
フェンダーとギブソンは形も作りも材質もマイクも全然違うので弾き心地も音も違って当たり前なんだけど、この弦の長さが弾き心地や音に与える影響もかなりのウエイトを占めると思っている。
音に関しての影響は弦が長いほど弦の張りが強いのでパキッとした元気の良い音がする。短いと柔らかくなる。
違い尺を同じ比率で刻んでいくので音程差の距離が違う。これは尺が短いほどチューニングがデリケートになると言うことになる。押弦の力加減での音程さも尺が短いほど強調される。
弾き心地に関しては、長いほど張りが強いので押弦に力が要りストレッチして小指で押さえるときなどは弦長が長いと大変だ。そしてベンドにも力が要ると言うことになる。あちこちで1音半のベンドをすると言うことになればロングスケールではつらい人もいるだろう。
ぼくの場合は、左手を骨折していて手首が曲がりにくいので少々フィジカルな制限があってショートスケールが一番使いやすいのだけど、フェンダーのパキッ、シャキッとした音が好きなので悩ましいところなんだよね。
回避する方法もなくはない。張りの弱いショートスケールには太めの弦を使うという方法だ。
と言うようなわけで、次回作はショートスケールになるかもと言うお話でした