2020/12/01

Vanzandt Bronson SonicBlue #8276

  中古で入手した Duo-Sonic デッドコピーモデル(この個体)。Vanzandtとしてはストラトやテレなどレギュラーモデルの半額程度の思い切った値段。手に合うのなら、Fender 本家の廉価版より絶対お得だ。それでも、今の現行品なら倍近い値段だけどね。これは、オトナの使う楽器に仕上がっている

 この機体は、オーダーものらしくVanzandtの規格品は、24インチ(610mm、Duoにもあるがムスタング・サイズ)、ローズ指板。210Rとのことだが、これは、24インチ、メイプル1Pに180Rとのこと。

 ちなみにFenderのDuo-Sonicは初期が22.5”でMusatang後のDuo-SonicⅡ以降24”を追加、メキシコ版で22.5”に戻り、現行品で再び24”に変更と右往左往している

 このVanzandtは使える。

 PGMのDuo-Sonic シリーズには、他に、BronsonⅡ(24inc 9/16 624mm ギブソンスケール フェンダー本家にこのサイズはない)、Moon Custom Guitars MT-LIMITED(24inc 610mm、胴厚CyclonType 、P90×2)、ワタナベ楽器大阪オリジナルのBronsonⅢ( 24 9/16 inch / 624 mm、胴厚CyclonType 、SH)がある。

 Moon のものは年に10本の生産らしいし(10本などお茶の水に卸したら、終わってしまう)、他のものも受注生産のようだ。市場にはほとんど出まわらない。デジマートやヤフオクなどにも中古すらほとんどでない

 良い楽器なんだけどなぁ・・・

Vanzandt Bronson






 オリジナル初期のブリッジ止めの弦の処理だ。音響面では現行のテレ同様のボディ裏通しの方が有利かと思われる


 ピックガードはアルマイト処理、アルミメッキだ








 弦はオリジナルのブリッジ通し


 よって、テレキャスターのような裏穴はない


 ノブはテレのもの


 ボディが薄いのでハイポジへのアクセスは楽勝だ


 ヘッドはスモール。ラージよりこちらが似合うと思う









「Bronson」それはVan Zandtの血筋を受け継ぐ新たなるシリーズ。昨今のアンダーグラウンドにおいて注目を浴びつつ有るモデルをアレンジ。

スタイリッシュなボディとカラーリ ング、そしてリーズナブルな価格を実現しました。しかしながらVan Zandtの名に恥じぬスペックとなっています。

ピッチの安定感、かつサウンドに「張り」を与えるべくスケールはオリジナルより長い24インチ・スケール を採用。

通常このタイプのギターは、薄いボディ形状のために重量が軽すぎになり、芯のあるサウンド、サスティーンが得られないのですが、それを回避するため

絶妙な重量の材を厳選。指板材はレギュラー・モデル同様にマダガスカル・ローズウッドを使用。このモデル用にリアレンジしたハンドワイアリング・ピック アップ「FLAT- POLE」を搭載。センター・ポジションのミックス時において、サウンドに凹みを与えることなくパンチを与えるため直列配線(シリーズ配線)を施すなどマ テリアルや製作理念に一切の妥協はしていない、正に直系ともいえるシリーズ。身近になった小粋な「新たなる道具」 の登場です。

SPECIFICATIONS

BODY Alder 2P  

NECK Madagascar Rosewood Slab Board on Maple / 22F  

NECK SCALE 24” (610mm)  

RADIUS 210R

NUT Bone  

PICKUPS FLAT-POLE SET  

ELECTRONICS 1 Vol. 1Tone / 1 Toggle SW  

FINISH All Nitrocellulose Lacquer

COLOR Vintage White / Black / Dakota Red  PICKGUARD Red Tortoise / Anodized / White Pearl   

STRINGS ERNIE BALL 2221 (.010-.046)   

BAG Gig Bag ( Black )

2.9kg