2021/03/14

ES339 三兄弟 Gibson ES-339,ES-390,CS-336

 一堂に会したことがないので今回が初めて
 どいつもかわいいのだが・・・
 付き合いの古い順が390、336、339
 390、336は、今は亡きメンフィス工場のものだが・・・339は失念した。おそらくナッシュビルのものと思う
 まぁ、390はフルアコなので全く毛色が違う。音は小さいが正真正銘フルアコだ
 336がマホバックを刳り抜いたカスタムショップもので、339が335と同構造の縮小版だ。音は336のほうがそこはかとなくチープ感があって339は335よりもきゅっと中域に寄ってリッチな感じがある。335よりもレスポールよりというか・・・そんな感じ
 ネックは、390と336は同じ細身だが、339は幅は同じだけど厚みがある感じ。手の大きめのひとは339の方が弾きやすいと思うだろう。ぼくも339のシェイプが好きだ。ギブソンは全体的に薄いからね。重さは336と339が3kgで390が2.5kg。3kgというのはソリッドの限界の軽さで、2.5kgもフルアコの限界の軽さだ

 個人的には390が好みだが、一般的には339を選ぶのが良いと思う。音の幅が広いからね。ES-339一本でポップス系の全ての音楽に対応できる。セミアコの緩さを持ちつつも音が広がりすぎず真ん中に寄っているのでソロを取るにも使いやすい。それもソリッドほどではないのでアコースティックなバッキングにも適する。真ん中に寄ってるのでモダンブルースのパキパキ音や歪ませて使うのはもったいない。もっと上等な音作りが似合うと思う。と言うことで個人の好みを除けば、一般的にはES-339がおすすめだ。大きさもレスポールとほとんど変わらないし、より軽い。音も上質。いいことばかりなのでお気に入りだ

 左からCS-336、ES-339、ES-390
 336と339はキルトメイプルのラミネート
 なんだか339だけ色が濃いね

CS-336

ES-339

ES-390
これだけブランコなので弦の張り感が弱くベンドはしやすい

CS-336はマホガニー単板のバックを刳り抜いたもの

339はメイプルポプラのラミネート。ウラはトラ杢ではない






 336,339はソリッドの最軽量クラスの重さ。当然、335より軽い


 
 390はフルアコ最軽量クラスの重さ