2021/03/06

F.C.G.R. - Custom Style ST Pepper HH #20016010 JUN.2020 神田まで買いに行ったのだよローズ風ホロウストラト

 F.C.G.R.BROWN PEPPER のストラト版である
 中空なので2.74㎏と超軽量
 マイクは2ハムだがタップでシングル化は可能だ
 聞いてもらうと分かるだろうけど、形がストラトなだけで音は全く別物だ






 

Spec 

Body Wood (Top & Back) : Mahogany 2pc
Neck / Shape : Mahogany / Pepper U-Shape
Scale : 25.5inc.
Joint : Bolt on 4-Point Joint / Plate
Nut / Nut Width : Silicone Oiled Bone / 42mm
Fingerboard (FB) : Rosewood
Fret : F.C.G.R. SP-SF-06 WARM / 22F
Fingerboard Radius : 280R
Machinehead : GOTOH SD91-P5W(pearl)-HAP-L
Top Position Mark : Dot (White Mother Of Pearl)
Side Position Mark : Luminlay 3mm ・ Green
Pickguard : Mint pearloid 4Ply
Pickups (F.C.G.R. Original) : Hybrid HB Type Ⅱ
Control : 1Vol. / 1Tone / 1Tap Ctr. / 3way Switch
Bridge : Synchronized Tremolo (11.3mm Pitch)
Neck & Body Finish : Poly ・ Gloss

 2.74kg

FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH / ST Pepper 2H Rose | イシバシ楽器 (ishibashi.co.jp) 

透明のローズ仕上げなんだ。 オールローズと揃えられるということで調達

 STがグロスフィニッシュなのでかなり雰囲気は違うが遠目には同じあろうと思う 



 確かに、中ぐりした後、トップから薄板が貼られている。


 ヘッドは特異な形状だ。







 HHなのでポットの機能がSSSとは違う。 MVol、MTone、Single-Hum Blenderという感じ。 Blenderは、フルテンでハム。 0でシングル。 2マイクにストラト使いは不安を感じるかもしれないが、全く問題ない、ミックスのこそひとつ足りない感じだが、でも、この楽器のキモはこの優秀なピックアップのブレンド機能にある。 Single-Hum Blender の効きは強烈でSSSよりははるかに守備範囲が広い。 ハムの出力があるというのはほんとに便利だと思う。 SSHという構成もあるようだが、よほど気に入ったこだわりのシングルマイクがない限りはこのHH構成でいいと思う。SSHでは出力差がありすぎるだろう。2マイクでこれだけの音色と出力の違いがあれば充分。それ以上あっても無駄な感じがする・・・ただ、見た目の違和感はあるわなぁ・・・なんか足らない感じ・・・
 オールローズは2ポットなので、Toneポットをブレンダーとして使うときはトーンコントロールは効かない。 ライブなどでの使い勝手は3ポットのほうが良い

 うちに来たストラトは必ずある歓迎を受けることになる

 トレモロブリッジだ。 フロートしていようといまいと、まず裏蓋を開けられる。

 付属のバネがあれば全部装着される

 もとはちゃんとフロートに調整されていた。

 でも、ぼくは使わないのでべた付けにする

 こういうおまじないも施される。

 弦の下にたまってる白いものはグリスだ。 手が触れるところ弦の摩擦があるところにはグリスが塗られる。


 最近の新ロゴ、サイケ調、一見、ロゴが違うようだけどフチなしのフチが黒いだけ



 オールローズのマット仕上げとは違いツヤありクリアレッド着色で、ローズに見せている。 木地調整の段階で木目も殺してある
 










 というようなわけで、フリーダムのオールローズに弟分ができました




 仕上げの雰囲気はずいぶん違う







 BrownPepper兄弟。材も違うけど木部の仕上げが違う。ストラトはマホに赤クリアのグロス仕上げ、テレは木地を活かした半ツヤ、木目も殺していない

 Brown Pepperの利点は何を置いても、軽さだ。13、4インチのフルアコに近い感じなので重さを感じないくらい。当然、胴鳴りも特にテレスタイルは大きい。まぁ、激しく歪ませるような音ではない。せいぜいクランチ程度で収めるべき。結構、なまの音量があるのでこれを活かそうと思うとやはりクリーントーンが主体だろうと思う。マホのBrown Pepperがないのでわかんないが輪郭のない丸い音だと思う。オールローズは重い分音に芯があるというより輪郭がある感じ。木鳴りと塊感がある。これ固有の音だ。ストラトも木鳴りが素晴らしい。どのポジションを取っても堂々と鳴る

 こちらも腹違いの兄弟という感じか・・・これもマホとオールローズ

 これらの音も素晴らしい。スペシャルは裏から中ぐりしてあるのでRed Pepperだ。P90がとても元気でギブソンスケールなのでベントもしやすい。momoseのオールローズはこれはこれで素晴らしい。ただ、鳴りじたいはFujigenにゆずる。フジゲンの方がダイナミックに鳴る


 ぼくはそのギターがボディからネックまで木を活かし切っているかどうかを判断するのにAの4、5弦のパワーコードで評価する。なぜかわからないけど4=2+5=0のパワーコードは1番木の響きを引き出す。ストラップでさげていわゆるシャッフルやロックンロールのAのリフを弾いてみて左手、左肩、お腹にビンビンと十二分な響きを感じられるかどうかなんだよね。よく注意していろいろ弾き比べるといい。絶対、わかるはずだ
 5=2+6=0のEのパワーコードでは全然ダメだ。Aのパワーコードしかダメ。この1番なるはずの音でならない楽器はダメだ
 うちでこの鳴りが1番強烈なのが、文句なしのダントツでFujigenのAllRose!とにかく重いので使いにくいけど、暴力的なまでに響くのはこいつだ





 実際に手に取るまで知らなかったけど、オールローズというのは特別な楽器だ。木の暖かみとか柔らかさとは無縁な素のままの音を最大限に増幅する。そんな感じの楽器でとても気にいった・・・・けど、重いわぁ・・・
 重さに起因するものならウオルナットやハードメイプルもこんな音の傾向なんだろうか?