なんで2本なのかというと、ボディの柾目と板目でどう音が違うかを知りたかった
これはね、楽器の基本的な性能の限界を決めてしまう肝心な点だと思うんだよ。広がりとか伸びというのはそういう性能だ。特にフェンダー系のロングスケールは弦の張力が高く弦の振動が早く収束してしまうので、この点は、元々楽器に作り込んでおかねばならない。まぁ、そんなことするとそれまでのいいところは失われてしまうんだけどね。そのバランスを自在に取れるのがいい職人なんだろうと思う
塗装色はMomoseの方が濃いめだ。富士弦はネックだけがもっと濃い
以下、左が富士弦、右がMomose
ノブの類いは、富士弦の方がレトロだがどちらが正しいのは知らないというより、どうでも良い。好みで言えば富士弦。邪魔になりにくい
これも故障の少なさから富士弦が良い
ヘッドは好みが分かれるだろうけど、ぼくはどちらでもい。それにしても、両方とも吊しではないのでロゴの存在感を消されている・・・
店の効能書きでは、Momoseはトップ1Pと書いていたが、トップの板目の杢からそれはあり得ないと思っていた。Momoseもトップバックともにセンターでのブックマッチだ。それをとやかく言う気はない
木目の処理の違い。Momoseはオイル仕上げに近い薄さを狙っている
ケースの差は仕方がない。価格が倍ほど違うから。ぼくのMomoseは、2年落ちの中古なので、値段の差はない。1万円くらいMomoseが高かった
ついでに、自作のウオルナットボディはこんな感じ
シーラーなしのオイル仕上げのみだけだと、こんな感じ。当然、導管は全て露出する
もうちょっと濃く染めるとローズと見紛うかもね。めちゃ重いのもあるし
で、肝心の音の差はどうかって?
・・・・間違いなくある
生鳴りの段階では、その差は結構大きい
材違いかと思うくらい
続きは後日